ENGWE M20(デュアルバッテリー仕様)とL20のどちらを選ぶべきか迷っているなら、結論から言うと「長距離のツーリング性能と圧倒的なバイク風ルックスを最優先するならM20(Dual Battery)」、「通勤・買い物など日々の扱いやすさと積載性を重視するならL20」が後悔のない選び方となります。
M20のデュアルバッテリー仕様は、実測でも80〜100km前後の長距離走行をこなせる圧倒的なスタミナを誇る反面、車体重量が約40kgを超えるため、駐輪環境や持ち運びのハードルが上がります。一方のL20は、跨ぎやすい低床フレームとサドル調整により、日常の街乗りにおける実用性が際立つ設計です。
まずは2台の決定的な選び分けから解説します。
ファットタイヤEバイク【ENGWE】
- 砂利道・キャンプ場も走破する極太ファットタイヤ
- 荷物を満載しても力強く登るハイパワーモーター
- アウトドアフィールドに映える無骨でタフなデザイン
- 日本仕様・安心の国内正規サポート体制
1. 【結論】ENGWE M20とL20はどっちを選ぶべき?
見た目と長距離走破性を取るなら「M20(Dual Battery)」
カフェレーサースタイルの無骨なデザインに惹かれ、休日のロングライドやツーリングを楽しみたい方には、M20のデュアルバッテリー仕様が最適な選択肢となります。
こんな人におすすめ
- モペッド・バイクライクな外観を重視したい
- 片道20km以上の長距離移動や休日のツーリングに使いたい
- バッテリー残量を気にせずパワフルに走りたい
- 自宅の保管場所(1階・ガレージ等)が確保できている
トップチューブとダウンチューブにそれぞれ1本ずつバッテリーを載せる二層構造により、最大26Ahという大容量を実現。郊外の幹線道路やアップダウンの多いルートでも、電欠の恐怖を感じることなく走り切れるタフさが最大の強みです。
普段使い・街乗りの扱いやすさを取るなら「L20」
日々の通勤、通学、スーパーへの買い出しなど、実用モビリティとして活用したい方にはL20が適しています。
こんな人におすすめ
- 服装を選ばず、サッと乗り降りしたい(ステップスルーフレーム)
- 前カゴや大型リアキャリアに荷物を積みたい
- 身長に合わせてサドルの高さを調整し、快適にペダルを漕ぎたい
- マンションの駐輪場や狭いスペースでも取り回しやすい車体を求めたい
M20のようなバイク風のロングシートは位置調整ができませんが、L20は通常の自転車と同じくシートポストの高さ調整が可能です。足つき性とペダリング効率のバランスが良く、誰が乗っても扱いやすい万能モデルといえます。
2. ENGWE M20(デュアルバッテリー)の実機レビュー&本音評価
ENGWE M20のデュアルバッテリー仕様は、他のe-Bikeにはない独特の魅力がある一方で、購入前に理解しておくべき明確なデメリットも存在します。実機を運用したユーザーのリアルな口コミや走行検証に基づく本音レビューを整理しました。
メリット①:電欠の恐怖から解放される「実測80km超」の長距離走行
M20デュアルバッテリー最大の恩恵は、48V 13Ahのバッテリーを2基(合計26Ah / 1,248Wh)搭載することによる圧倒的なスタミナです。
公称値 vs 実測値の目安
- 公称値(カタログスペック):最長約140〜150km
- 実測値(中〜強アシスト併用):約80〜100km
- 実測値(登坂や高負荷走行が多い場合):約60〜70km
一般的な電動アシスト自転車の場合、片道15kmを超える往復通勤やアップダウンの多い道を走ると、2〜3日おきに充電残量を気にする必要があります。しかし、M20のデュアルバッテリーなら週末のロングツーリングでも予備バッテリーを持ち歩く感覚で走り切ることができ、帰りのバッテリー切れに対する不安を大幅に軽減できます。
メリット②:バイクライクな二灯ヘッドライトと圧倒的な存在感
目を引くデュアルLEDヘッドライト、流線型のカフェレーサー風アルミフレーム、そしてトップとダウンチューブに鎮座する2本のバッテリーは、自転車の枠を超えたメカニカルな所有欲を満たしてくれます。
20×4.0インチの極太ファットタイヤと前後フルサスペンションが組み合わさっているため、走行時の安定感も抜群です。アスファルトの荒れたひび割れや段差、砂利道でも車体が跳ねにくく、路面に吸い付くような重厚なクルージング感を味わえます。
デメリット①:車体重量約40kg超による取り回しと駐輪のハードル
M20を検討する上で最大の障壁となるのが、その「重さ」です。バッテリーを2基積んだ状態の実測重量は約40〜42kgに達します。
日常で生じる具体的な不便
- 持ち上げが困難: 階段しかないアパートや段差の持ち上げは、成人男性一人でも非常に困難です。
- スライドラック駐輪場に入らない: 駅や商業施設によくある前輪を乗せるタイプのスライドラックは、タイヤ幅(4インチ)が収まらないか、重量制限(通常25〜30kg以下)に引っかかります。
- 押し歩き時の負荷: バッテリーが切れた際や狭い通路での押し歩きは、原付バイクを押しているのとほぼ同等の負荷がかかります。
平置きできるガレージや敷地内駐輪スペースがない場合、毎日の出し入れだけで負担を感じる可能性が高いため注意が必要です。
デメリット②:シート高固定によるペダリングのしにくさ
M20はバイク型のロングクッションシートを採用しているため、通常の自転車のように「サドルの高さを上げる・下げる」という調整ができません。
シート高は約84cmで固定されており、身長175cm以上のライダーが足をしっかり伸ばして効率よくペダルを漕ごうとすると、膝の曲がりが深くなりペダリングが窮屈に感じられます。逆に小柄な方だと足つきに不安を覚える場合があります。
基本的には「高めのアシストパワーに頼って流すように乗る」スタイルに向いており、自分の脚力でしっかりスポーツバイクのように漕ぎたい人には不向きな設計です。
3. ENGWE M20とL20の違いを徹底比較【スペック一覧表】
ENGWE M20とL20は、同じブランドのファットタイヤe-Bikeでありながら、設計思想や想定シーンが大きく異なります。まずは両モデルの主要スペックを一覧表で比較します。
| 項目 | ENGWE M20 (Dual Battery) | ENGWE L20 |
|---|---|---|
| フレーム形状 | カフェレーサー・モペッド風 | ステップスルー(低床フレーム) |
| バッテリー容量 | 48V 13Ah × 2基(計26Ah / 1,248Wh) | 48V 13Ah × 1基(約624Wh ※モデルにより15Ah) |
| 実測航続距離 | 約80〜100km | 約45〜65km |
| 車体重量 | 約40〜42kg(バッテリー2本含む) | 約33〜34kg |
| タイヤサイズ | 20 × 4.0インチ(ファットタイヤ) | 20 × 4.0インチ(ファットタイヤ) |
| サスペンション | 前後フルサスペンション | フロントサスペンション |
| サドル高調整 | 不可(約84cm固定) | 可能(クイックリリース式) |
| 推奨身長 | 約155cm〜185cm(体感適正は165〜175cm前後) | 約155cm〜190cm |
| 荷物の積載 | 小(オプションラック等が必要) | 大(前カゴ対応、大型リアキャリア標準装備) |
走行性能とバッテリー持ちの差(デュアル vs シングル)
走行可能距離の長さでは、バッテリーを2基積んでいるM20が圧倒的です。
- M20(Dual): 26Ahの大容量を活かし、アシストレベルを強めに設定しても1日中充電切れの心配が少なく走れます。片道15km以上の通勤や、坂道の多いルートでの高負荷走行を繰り返しても余裕があります。
- L20: シングルバッテリーのため、実走行距離は45〜65km程度です。近場の移動や数キロの通勤・通学であれば週1〜2回の充電で十分運用できますが、週末に長距離サイクリングへ出かける場合は残量管理が必要になります。
登坂力やモーターのアシスト感自体はどちらもパワフルですが、バッテリー残量が減ったときの電圧降下によるパワーダウンを気にせず走り続けられる点では、M20にアドバンテージがあります。
フレーム形状と乗り降りのしやすさ(モペッド風 vs ステップスルー)
車体の構造は、日常の使い勝手に最も直結する違いです。
- M20のモペッド風フレーム: トップチューブが水平に近いため、乗り降りする際はバイクのように後ろから足を大きく回す必要があります。タイトなパンツや服装を選びやすく、頻繁に乗り降りするような使い方(配達や細かい買い出しなど)ではやや億劫に感じることがあります。
- L20のステップスルーフレーム: フレームの中央が低く設計されているため、足を前から通してスムーズに跨げます。ワイドパンツや丈の長いコートを着ていても乗りやすく、足つき性にも優れているため、信号待ちが多い市街地でのストップ&ゴーが非常に快適です。
積載性と拡張性(日常の買い物・通勤バッグの乗せやすさ)
荷物を運ぶ道具としての実用性は、L20が大きくリードしています。
- L20: 頑丈なリアキャリアが標準装備されており、オプションの専用フロントバスケット(前カゴ)もスムーズに追加可能です。リュックを背負わずに通勤バッグを荷台に固定したり、スーパーで買い込んだ荷物をそのまま積んだりといった運用が標準状態で完結します。
- M20: デザインの美しさを優先した構造のため、標準では荷物を積むスペースがほとんどありません。荷物を運ぶにはバックパックを背負うか、専用の小ぶりなリアキャリア・サドルバッグなどを後付けで工夫して取り付ける必要があります。
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4. M20のデュアルバッテリーは本当に必要?運用のリアル
大容量のデュアルバッテリー仕様は魅力的に映りますが、すべてのユーザーにとって必須とは限りません。購入後に「シングルバッテリーで十分だった」「扱いが面倒」と後悔しないために、実際の運用面から見たリアルな注意点を整理します。
シングルバッテリー仕様との価格差と航続距離のコスパ
M20には「シングルバッテリー版(13Ah)」と「デュアルバッテリー版(26Ah)」がラインナップされています。両者の価格差はおよそ3万〜4万円前後です。
シングルバッテリー版が向いているケース
- 1日の往復移動距離が15km未満
- 主な用途が近所への買い物や短時間の散策
- 車体価格を少しでも抑えたい
デュアルバッテリー版を選ぶべきケース
- 往復20km以上の通勤で毎日充電したくない
- 週末に往復50kmを超える長距離ツーリングを楽しみたい
- アシスト強モード(急坂や高負荷)を多用する
あとから純正バッテリーを単体で追加購入しようとすると、セット購入時よりも割高になるケースがほとんどです。長距離を走る可能性が少しでもあるなら、最初からデュアルバッテリー仕様を選んだほうがトータルのコストパフォーマンスは高くなります。
バッテリーの充電方法と保管(2本外して室内充電する手間)
見落としがちなのが、毎日の「充電の手間」です。バッテリーが2本あるということは、充電管理のタスクも2倍になります。
室内充電の運用ハードル
- 2本持ち運びの重さ: バッテリーは1本あたり約4kgあります。2本同時に自室へ運んで充電する場合、約8kgの重量物を持ち運ぶことになります。
- 充電器とコンセントの確保: 車体に直接プラグを挿して充電できる環境(コンセント付きの専用ガレージ等)がない場合、鍵を使って2本とも車体から外し、部屋へ持ち帰る必要があります。充電器が1台の場合は交互に充電するか、2台用意してコンセント口を2つ塞ぐことになります。
- 充電時間: 空の状態から満充電までは1本あたり約5〜7時間かかるため、2本を満たすにはそれなりの時間管理が必要です。
バッテリー自体の重量増が走りに与える影響
バッテリーが1本増えるだけで、車体の上部に約4kgの重量が上乗せされます。
走行中はモーターの強力なアシストがあるため重さを意識することは少ないですが、カーブを曲がる際や、停車時に車体を傾けたときにはずっしりとした重力を感じます。
また、万が一出先で両方のバッテリーが切れてしまった場合、40kgを超えるファットタイヤ車を自力ペダルだけで漕いで帰宅するのは現実的ではありません。デュアルバッテリーは「長距離を走れる安心感」をもたらす一方で、「バッテリーを切らさない前提での運用が極めて重要になる重量級モビリティに乗っている」という認識が求められます。
5. 購入前に必ず確認すべき3つの注意点
ENGWEのe-Bikeはデザイン性や性能が優れている一方、海外発のハイパワー車両であるため、購入前に日本の法規や使用環境を必ずクリアしておく必要があります。特に以下の3点は後悔を防ぐために欠かせないチェック事項です。
日本の道路交通法における基準(アシスト比率・型式認定・スロットル)
ENGWEの車両には、海外仕様(US/EU仕様)と日本仕様が存在します。購入するモデルが日本の公道走行基準を満たしているかを必ず確認してください。
- スロットル(アクセル操作)の有無: ハンドル右側のスロットルをひねるだけでペダルを漕がずに進む車両は、日本の道路交通法上「自転車」ではなく「一般原動機付自転車(原付)」に分類されます。公道を走行するには、ナンバープレートの取得、自賠責保険への加入、ヘルメット着用、運転免許証の携帯が義務付けられます。
- アシスト比率と制限速度: 自転車として公道を走るためには、「人の力に対するアシスト比率が最大1:2(時速10km未満)」「時速24km/hでアシストが完全にゼロになる」という基準を満たす必要があります。
- 正規モデルの選択: 街乗り用の自転車として免許なし・歩道や自転車レーンで運用したい場合は、スロットル機能が排除され、日本向けのアシスト制御に設定された「日本法規適合モデル」を選ぶ必要があります。
保管場所と駐輪場ラックのサイズ(ファットタイヤ・40kgの壁)
一般的なママチャリやクロスバイクと同じ感覚で駐輪場を利用しようとすると、停められないトラブルが発生します。
- タイヤ幅の制限: M20やL20が履いているタイヤは幅4.0インチ(約10cm)あります。駅前やマンションによくある金属製の車輪止めラックはタイヤ幅5〜6cm程度を想定しているものが多く、溝にタイヤが入りません。
- 耐荷重と段差の制限: 2段式駐輪場の上段ラック(耐荷重20〜25kg程度)への積載は重量オーバーで危険です。また、スライドラック式も車体が重すぎてスライド機構を破損させる恐れがあります。
- 保管の前提条件: 「平置きできる専用スペース」「エレベーターなしの階段持ち上げが発生しないルート」「1階のガレージや敷地内駐輪スペース」が確保できているか、事前の確認が必須です。
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初期不良や故障時のサポート体制・国内正規代理店の重要性
ファットタイヤe-Bikeは、一般的な街の個人経営自転車店では「規格外の大型タイヤ」「電気系統の知識不足」「万が一の事故時の責任問題」などを理由に、パンク修理や点検を断られるケースが少なくありません。
- 並行輸入品・海外個人輸入のリスク: AliExpressや海外直輸入で購入した車両は、到着時の初期不良対応やスペアパーツ(予備バッテリー、専用ブレーキパッド、コントローラー等)の手配をすべて英語で自力交渉する必要があります。
- 国内正規代理店ルートのメリット: 日本国内の正規販売店や提携取扱店を経由して購入すれば、万が一の電気系トラブル時の保証対応、防犯登録用販売証明書の発行、消耗品の安定供給といったアフターサポートを受けられます。
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6. あなたに合うのはどっち?目的別のおすすめ診断
M20とL20は、どちらもパワフルな走破性を持つファットタイヤe-Bikeですが、向いているユーザー像ははっきりと分かれます。自身の利用環境や好みに合わせて、以下のチェックリストを参考に選んでみてください。
ENGWE M20(Dual Battery)を選ぶべき人
以下の項目に多く当てはまるなら、M20のデュアルバッテリー仕様が最適です。
- スタイル最優先: カフェレーサーやモペッド風の無骨でメカニカルなデザインに惚れ込んでいる
- 長距離・タフな走行: 片道15〜20km以上の通勤路や、アップダウンの激しい坂道ルートを頻繁に走る
- バッテリー残量の不安を解消したい: 「途中で電池が切れたらどうしよう」と不安にならず、高アシストモードでストレスなく走り続けたい
- 保管環境が万全: 1階ガレージや段差のない専用駐輪スペースがあり、約40kgの車体を問題なく保管できる
- 休日の趣味重視: 街の散策だけでなく、郊外の林道やロングツーリングなどアクティビティ用途を兼ねたい
ENGWE L20を選ぶべき人
以下の項目に魅力を感じるなら、日常での実用性に長けたL20が有力な候補となります。
- 日々の利便性を重視: 通勤、通学、日用品の買い出しなど、実用モビリティとして毎日活用したい
- 荷物の積載が多い: 前カゴや大型リアキャリアに仕事カバンや買い物袋を安定して載せたい
- 服装を選ばずに乗りたい: ステップスルー形状で足を高く上げずにサッと跨ぎ、信号待ちでも楽に足をつきたい
- ペダリングの快適さ: サドル高を自分の股下にしっかり合わせ、自転車として効率よく漕げる姿勢を維持したい
- 適度な取り回しやすさ: 重量はあっても、M20デュアルよりは軽く、日常の駐輪・出し入れの負担を少しでも減らしたい
ENGWEのe-Bikeは、一度乗ればその力強いアシストとファットタイヤならではの浮遊感のある走りに魅了されるモデルです。日々の買い物や通勤での扱いやすさを重視するならL20、所有する喜びや長距離の走破性を追求したいならM20デュアルバッテリー。ご自身の保管スペースや主な移動ルートを具体的にイメージした上で、ライフスタイルに最もフィットする1台を選んでみてください。
ファットタイヤEバイク【ENGWE】
- 砂利道・キャンプ場も走破する極太ファットタイヤ
- 荷物を満載しても力強く登るハイパワーモーター
- アウトドアフィールドに映える無骨でタフなデザイン
- 日本仕様・安心の国内正規サポート体制


